北海道には各地方でそれぞれ特徴のあるラーメンがあり、“ご当地グルメ”として人気になっています。

その中で、今回は札幌で食べられる「旭川ラーメン」のおすすめ店をご紹介します。
ラーメン激戦地札幌で勝負するだけあって、本場旭川にも負けない本格的な店ばかりですよ!

年間100杯以上を食べるラーメン好きのakioがご案内します!

旭川ラーメンとは?

北海道のご当地ラーメンは札幌の「味噌」、函館の「塩」とともに旭川の「醤油」ラーメンが知られます。

旭川には大きな醤油工場(日本醤油工業)があったことが発祥の理由とされています(諸説あり)。

その醤油ベースに豚骨と魚介ダシのダブルスープ、そしてスープをしっかり吸ってくれる麺(低加水麺)との組み合わせが「旭川ラーメン」の特徴となっています。

札幌を代表する旭川ラーメン店「ななし」

札幌の代表的な旭川ラーメンの店といえば、琴似にある「ななし」です。

札幌の中心部ではありませんが、その本場に負けない味を求めて多くのファンが足繫く通っています。

アクセスにはJRで琴似駅下車がおすすめ(徒歩3分)。

暖簾には「加藤ラーメンより」の文字。旭川の老舗製麺会社です。

本場以上の「正油ラーメン」

この店の「正油ラーメン」(税込700円)は旭川ならではのダブルスープですが、野菜の旨みも一体となる完成度の高いものです。

旭川独特の麺

そして麺は定番の「加藤ラーメン」製。小麦の風味を感じ、食べ進むうちにスープを吸って味変も楽しめる特製麺です。

本場王道のラーメンが札幌で味わえます!

「ななし」でラーメンを食べていると、まるで旭川にいるような気分になりますよ!

旭川ラーメン ななし

営業時間 :11:3015:0017:0021:00(土日祝日は通し営業)
定休日  :水曜日
電話番号 :011-611-8336 
席数   :17
駐車場  :近隣提携駐車場有り
支払い方法:現金(券売機)
宅配   :不可
テイクアウト :不可
アクセス :JR琴似駅 徒歩1分、地下鉄東西線琴似駅 徒歩7
住所   :札幌市西区琴似11丁目6-16 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/HotPepper

旭川ラーメンの原点「かとうらーめん」

旭川ラーメンの「麺」は、やや白っぽく縮れの少ないことが特徴です。札幌の黄色っぽい縮れ麺とは対照的ですね。

口当たりが柔らかく、スープを吸いやすい麺でもあります。

この麺を開発した製麺会社が、旭川の「加藤ラーメン」。製麺会社ながらラーメン店も直営しており、その札幌店が「かとうらーめん」です。

「醤油らーめん」(岩のり無料トッピング)

「かとうらーめん」の本店は札幌中心部からは少し離れた場所ながら、昼時には待ち列ができるほどの人気です。

もちろん自社製麺が売りのひとつになっています。

自慢の「特製麺」

人気のメニューは「醤油らーめん」(税込750円)。

豚骨と魚介のダブルスープに、自慢の自家製麵。食べ進めると麺がコクのあるスープを吸って味わいが深まります。

濃い味のスープが好きな方におすすめです!

ここ「かとうらーめん」で、本家本元の旭川ラーメンを味わってみてはいかがでしょうか。

かとうらーめん 手稲本店

営業時間 :11:3015:0017:0020:00L.O15分前、火曜は昼のみ)
定休日  :水曜日、第3火曜日
電話番号 :011-684-8308
席数   :14
駐車場  :有(店前2台他)
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト :可
イートイン:可
アクセス :JR稲積公園駅 徒歩15
住所   :札幌市手稲区前田56丁目3-30 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒/食べログ/HotPepper

旭川の名店の味「旭川らーめん むら山」

「旭川らーめん むら山」は地下鉄東西線の西18丁目駅から南へ歩いて10分ほど。駅から少し離れていますが、周辺には人気のラーメン店が何軒かあってラーメン通にはお馴染みのエリアです。

ラーメン激戦区で「旭川ラーメン」が食べられる店です。

その中で「旭川らーめん むら山」は、旭川の有名店で長年店長を務めた方が独立して札幌に開いた店。“本場の味”そのものを札幌で楽しめる店として人気を集めています。

定番の「正油ら~めん」

一番人気はやっぱり「正油らーめん」750円税込)。
スープは豚骨ベースの醤油味、麺は柔らかな口当たりが特徴の典型的な旭川ラーメンです。

麺もスープになじみやすい“旭川タイプ”

具のチャーシューは食べやすく少し薄切りにして3枚、コリッとした食感のメンマは旭川の“本家”を思い出させます。

油の量や麺の固さは変更も可能です。

「旭川ら~めん むら山」なら旭川に行かずとも、札幌で名店の味が楽しめますよ!

旭川ら~めん むら山

営業時間 :11:0021:00
定休日  :木曜日
電話番号 :011-552-8888
席数   :12
駐車場  :有(店前2台、契約駐車場も有)
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩10
住所   :札幌市中央区南6条西17丁目2-3 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/HotPepper

「らーめん山頭火」は世界的なブランド!

「らーめん山頭火」はひと味違うラーメンで一世を風靡した名店です。旭川での創業は昭和63年(1988年)、その後東京や海外進出も果たし、世界的なラーメンブランドとなりました。

札幌には1990年代半ばに初出店しました。

山頭火のスープは旭川には珍しい「塩」味。豚骨スープによる「しおらーめん」(850円税込)は原点のメニューといえます。

しおラーメンに「とろ肉」他をトッピング

「特選とろ肉らーめん」1,170円)は、別盛りにしたチャーシューや具材を“素ラーメン”に乗せて食べる一番人気のメニューです。

別盛の「とろ肉」

「とろ肉」とは1頭の豚から僅かな量しか取れないほほ肉で、マグロのトロのような柔らかさと深い味わいがあります。

豚のとろ肉は旭川の焼肉店では「トントロ」として人気のご当地グルメです。

なお、札幌には「山頭火」と名の付く店が数軒ありますが、元祖の直系店は「らーめん山頭火 札幌宮森店」と同「北1条チカホ店」のみです。

らーめん山頭火 札幌宮の森店

営業時間 :11:0022:00
定休日  :無休
電話番号 :011-621-1177
席数   :席
駐車場  :有
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト :可
イートイン:可
アクセス :地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩6
住所   :札幌市西区二十四軒17丁目1-5 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/

麺もスープも“旭川”「ラーメン 桜香」

 

「ラーメン 桜香(おうか)」は“旭川ラーメン”を掲げてはいませんが、そのラーメンはまさに旭川。本場に近い味を楽しめる店です。

「しょうゆラーメン」

おすすめは「しょうゆラーメン」(税込750円)。

珍しいキクラゲと三角形の海苔がトッピングされていますが、麺もスープも旭川を感じるラーメンです!

コクのあるダブルスープに中細の麺が相性バッチリ!

旭川に多い「中細」の麺

「桜香」では本格的な旭川ラーメンの味を追求しながら、期間限定でユニークなラーメンを提供するなどオリジナリティも重視しています。

この前は「ハムカツラーメン」も登場したよ!

その時どんなラーメンが食べられるかは、お店に行ってのお楽しみです!

ラーメン 桜香

営業時間 :11:3019:00
定休日  :土曜日
電話番号 :011-231-4788
席数   :9
駐車場  :無
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :地下鉄東西線西11丁目 徒歩6
住所   :札幌市中央区南1条西14丁目1 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/HotPepper

まとめ

札幌で食べられる「旭川ラーメン」のおすすめ店をご紹介しました。

それぞれの店で特徴のあるラーメンを作っていますが、旭川の伝統は確実に受け継がれています。
つまり、札幌でも本場の味を楽しめるということです。

ぜひ記事を参考に、札幌の旭川ラーメン店巡りを楽しんでくださいね!

ルッチ編集部

  • ISE 2022/2/11追加