今回のテーマは「うなぎ」です。

札幌はうなぎを食べられる店が、実はあまり多くありません。そのためか“札幌でうなぎ?”と、疑問に思う人も多いでしょう。

しかし札幌にもこだわりが詰まった美味しいうなぎ料理店あるんですよ!

さっそく紹介していきましょう。

東京のうなぎ屋を食べ歩き、現在は札幌在住のakioがご案内します!

※文中では「鰻」は生き物・食材として、「うなぎ」は食べ物・メニュー名等で使い分けています

札幌を代表する名店「うな明」

札幌でうなぎといえば、必ずその名があがる店があります。それが、「うな明」です。

札幌のオシャレタウンで有名な円山の住宅街にひっそり店を構えます。

店の前の駐車場は常に満車というほどの人気店。

入口横には待ち客用に椅子が置かれます。

ミシュランガイド北海道で、札幌のうなぎ料理店では唯一の“ビブグルマンを獲得”していることもその人気のワケでしょう。

鰻重は4種類の展開。今回いただいたのは、「鰻重 松 税込4,950円」

大きなうなぎにテンションが上がりますね。

この店では、うなぎのサイズで値段が設定されています。一番安いのは、「鰻重 梅 税込3,300円」です。

うなぎを注文してから、提供されるまで時間がかかるのがこの店の特徴。

鰻をしっかり“蒸して”、じっくり“焼く”ことを徹底しています。

江戸前の食文化では、この待ち時間に「肝焼き 税込550円」「うざく 税込1,320円」などのサイドメニューでお酒を楽しむことが粋とされていました。

今かいまかと待っているのも趣があります。

秘伝のタレのコクのある甘味が魅力です。

ビジュアルも照りが美しく、丁寧な仕事を見て取れます。

そしてひと口含んでみれば、そのふんわりとした柔らかさに驚くことでしょう。

うなぎのふんわり加減は“札幌随一”と思わぬ唸りをあげるはず。 ぜひここ「うな明」で一度体験してみてください!

うな明

営業時間 :11:3014:30(L.O 13:30)/17:0020:30(L.O 19:00)
定休日  :火曜日(月2回月曜不定休あり)
電話番号 :011-522-5285
席数   :28
駐車場  :有(店前・横、指定駐車場)
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト :不可
アクセス :東西線円山公園駅 徒歩3
住所   :札幌市中央区北1条西27丁目3-1 ⇒Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒食べログ/HotPepper

本店は東京築地の老舗「宮川本廛 大丸札幌店」

東京築地に本店を構える「宮川本廛(ほんてん)」は、創業は明治26年(1893年)という120年を超える歴史を持つ老舗です。

その姉妹店が「宮川本廛 大丸札幌店」なのですが、JR札幌駅に隣接する大丸札幌店の8階レストランフロアにあります。

うなぎ専門店の少ない札幌で、本場江戸前の技と味を満喫できる場所です。

この店でも蒲焼や鰻重を注文すると「30分以上かかりますので、ご了承ください」との一言があります。

写真は「今日のお肴 二段税込1,320円」です。鰻重が焼きあがるまでの時間は、こちらのお肴で一杯やりたいところです。

さらに贅沢したい時は、「今日のお肴 三段税込1,980円」もあります。

ミニお重ともいうべき器に、酒肴が詰められているもので、内容は日替わりで酢の物や煮物などいろいろ盛り込まれます。

この店では「きも焼き 税込770円」「上新香 税込550円」などを味わいながら、うなぎが焼き上がるのを待つのがお決まりです。

お酒のお供に最適ですよ!

老舗の「うな重」

そうして待つこと、待ち望んでいた「うな重 税込3,190円~」のご登場です!

きれいな焼き目と、その香ばしさが食欲をそそります。

江戸前の老舗らしい辛口のタレが、ふんわり焼かれたうなぎ硬めに炊かれたご飯との間を見事に取り持ちます。

札幌で味わえる老舗の江戸前うなぎ、ぜひ札幌でも味わってみて

宮川本纏 大丸札幌店

営業時間 : 11:0022:00(L.O 21:00)
定休日  : 不定休(大丸に準じる)
電話番号 :011-828-1251
席数   :40
駐車場  :有(大丸札幌店の駐車場)
支払い方法:カード可(VISAMasterJCBAMEXDiners)
宅配   :不可
テイクアウト:可
アクセス :JR札幌駅 直結
住所   :札幌市中央区北5条西4丁目7 大丸札幌店8F ⇒Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ

名古屋名物ひつまぶしも食べられる「札幌のうなぎや」

のれんに趣がある「札幌のうなぎや」。札幌中心部からは少し北に離れたJR新川駅近くにあるうなぎ料理店です。

「蒲焼 上 税込3,400円」や、1匹のうなぎを味わえる「特うな重 税込4,350円など、たっぷりうなぎを楽しめるメニュー展開が自慢です!

さらに、名古屋名物櫃(ひつ)まぶし 税込4,800円」を食べられる店でもあります。

この店の名物メニューで、なおかつ期間限定なので出会えたらぜひとも味わいたい逸品です。

「特うな重 税込4,350円蒲焼は、しっかり蒸しを効かせたふんわり仕上げた関東風のもの。

一方「櫃まぶし 税込4,800円は、地焼きしたうなぎなので、関西風が好きな方はこちらがおすすめです。

この店のタレは醤油味がしっかり感じられます!わさびとの相性がバッチリです。

そして「白焼き 上 税込3,400円は、わさびやしょうが醤油で味わいます。

うなぎの白焼きはあまり馴染みがない人も多いでしょう。しかし、鰻の質と仕込み、焼きの技術がよく分かるおすすめの食べ方なのです。

さらにうなぎ入り玉子焼きの「うまき 税込1,800円や、一人前の2串で鰻45匹分を使う数量限定「きも焼き 税込1,600円も楽しめます。

お酒類は、食通のご主人が厳選した日本酒やワインも用意されているので、気軽に問い合わせてみてください。

なお、夏の混雑期は種類が限定された「夏メニュー」になります!

札幌のうなぎや

営業時間 :11:30~20:00(L.O.19:00)
定休日  :月曜日
電話番号 :011-726-0355
席数   :32
駐車場  :有り(専用10台)
支払い方法:現金
宅配   :不可
テイクアウト:不可
アクセス :JR新川駅 徒歩3
住所   :札幌市北区北27条西16丁目4-10 ⇒Googleマップ
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接待にも使える厳かな雰囲気「うなぎ二葉」

創業昭和23年(1948年)と、70年以上の歴史を持つ老舗が「うなぎ二葉」です。

すすきののやや外れに佇む雰囲気たっぷりの店構え。店内も落ち着きがあり、ゆったりと食事を楽しめます。

鰻は九州や静岡から活きたまま直送され、それを店内で職人が加工しています。

この店の蒲焼はふんわり焼かれた関東風で、長年使われる秘伝のタレがうなぎの味を引き立てます。

サイドメニューにも定評があり定番の「きも焼 税込400円」「うざく 税込1,350円」はぜひ味わいたい一品。

もちろん、うな重を注文すると先に持ってきてくれる「お新香」も“さすが老舗”と感じさせるレベルです。

「短冊焼」の塩

タレか塩かを選べる「短冊焼 税込650円」は、鰻を短く切って串焼きにしたもので、お酒のおつまみに最適といえます。

「短冊焼」の塩は「ミニ白焼き」として楽しめます。

気軽に食べられる値段の「うな丼 税込2,250円」も用意されているので、お酒を楽しんだ後はこちらがよいかもしれません。

「うな重 竹 税込3,950円

一番安い「うな重 梅 税込2,700円」は、なかなか見ないほどのコストパフォーマンスでお財布にも優しい。

うなぎのサイズも十分な「うな重 竹 税込2,700円」は、ご飯も大盛り無料なので、大食いさんにうってつけです。

老舗らしい雰囲気の中でゆったりとお酒とうなぎを楽しむなら、札幌でこれ以上の店はなかなか見当たりません。

うなぎ二葉

営業時間 :11:00~21:30(L.O.21:00) 
定休日  :月曜日
電話番号 :011-511-1410
席数   :64席
駐車場  :有(9台)
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金
宅配   :可(自社出前)
テイクアウト:可
アクセス :地下鉄南北線すすきの駅 徒歩7
住所   :札幌市中央区南5条西7丁目3-2 ⇒Googleマップ
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辛口のタレがたまらない!食欲をかき立てる「かど屋」

札幌の数少ない老舗うなぎ料理店の一軒である「かど屋」。その名のとおり、すすきの交差点近くの角にあります。

店の前には醤油が焦げた香りが漂っており、思わず引き込まれそうになりますよ。

この店のこだわりは静岡県や宮崎県、鹿児島県の指定養殖池から生きている活鰻を仕入れ、それをしっかり蒸して“ふんわり”とやや辛口のタレで焼き上げていること。

定番の「うな重 税込3,080円」は、手を出しやすいお値段が嬉しい。

他店と比べてサイズも引けをとらず、コストパフォーマンスが高いです。

重厚感のある店内ですが、気軽にうなぎを楽しめるカウンター席も用意されています。

「きも焼 税込418円」「くりから 税込440円」など、串ものでお酒を楽しむのもおすすめです。

「きも焼 税込418円」

うなぎ料理店ながら刺身や冷奴、珍味系など酒肴がそろっているのもこの店の特です。

軽くお酒を味わったなら、〆は「うなぎ丼 税込 1,870円」もおすすめ!

すすきのにあってアクセスが良く、お酒を味わいながらうなぎを味わえるのはこの店ならでは。

ぜひすすきのに訪れたら、足を運んでみてくださいね。

かど屋

営業時間 :月~土11:0015:30(L.O1500)/16:3024:00(L.O.23:30) 
      日・祝11:0022:00
定休日  :元旦
電話番号 :011-531-1581
席数   :42席
駐車場  :有(契約駐車場3か所、1時間無料)
支払い方法:カード可(VISAMasterJCBAMEXDiners)
宅配   :可(出前館、foodpanda)
テイクアウト:可
アクセス :地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1
住所   :札幌市中央区南4条西2丁目2 わたなべビル ⇒Googleマップ
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根強いファン多し!常連客が復活させた「うな亭 わがつ」

かつて札幌のすすきのに「うな亭」という、うなぎ料理店がありました。

惜しまれつつ閉店してから20数年。かつての常連客がその味を復活させるべく動いたのです。

脱サラしてから修業の後「うな亭」のお弟子さんが営業していた店から、秘伝のタレを受け継いだそう。

そしてついに、円山の地で20145月にオープンしたのが「うな亭 わがつ」です。

お酒には「お通し」が付きます

入店すると「提供までに30分以上かかります」との決まり文句。

お酒を飲みながら待てるような酒肴類メニューはありませんが、ちょっとしたおつまみを出してくれることがあります。気軽に相談してみてください!

うなぎのサイズにより、「鰻重 梅 税込2,500円」「鰻重 竹 税込3,400円」「鰻重 松 税込4,300円」と価格が変動します。

「鰻重」(梅)

この店のうなぎは、しっかり焼かれているのが特徴で香ばしく仕上がりますが、中はふんわり柔らかです。

タレは50年継ぎ足された、深い味のもの。ご飯は米の美味しさが光る炊きあがりで、タレとの相性が最高です。

惜しまれて閉店した名店の味を、もう一度味わってみてはいかがでしょうか。

うな亭 わがつ

営業時間 :11:30~13:00 17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:月曜(冬期は、月曜・第3火曜) 
電話番号 :011-644-1030
席数   :18
駐車場  :有
支払い方法:カード可(AMEX)
宅配   :不可
テイクアウト:可
アクセス :地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5
住所   :札幌市中央区北1条西22丁目1-14 ライラック表参道1F ⇒Googleマップ
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海鮮に引けをとらない!札幌場外市場にある「うなぎ屋 悠」

札幌の代表的グルメスポット札幌場外市場に、うなぎ専門店「うなぎ屋 悠(ゆう)」があります。

店内はカウンター3席にテーブルが2卓。

この店は気後れすることなく入店できる、親しみやすさが魅力です。

ご主人は東京の老舗うなぎ料理店で修業を重ね、20187月この店をオープンしました。

「うな重(小) 税込 1,750円」は肝吸い付き

親しみやすさの秘密は、店の雰囲気、そしてメニューの値段。

ランチなら「うな重(小・輸入鰻) 税込1,750円」から食べられます。

レギュラーメニューの「うな重(小・国産鰻) 税込2,700円」、こちら鰻重にしては安心感あるお値段です。

「串焼き」

この店では「串焼き単品 税込250円~」も展開しています。お酒を楽しみたい人は、「串焼き5種盛り 税込1,300円」もお得です。

鰻を焼き鳥のように焼いて味わうもので、短冊・塩焼き・兜・肝・鰭(ひれ)・レバー・すき身があります。

うなぎの前に串焼きでお酒を一杯。そんな楽しみ方もおすすめです。

とかく海鮮料理に目が奪われがちな札幌場外市場。

それも確かなのですが、ここ「うなぎ屋 悠」“穴場中の穴場”といえる店なのです。

うなぎ屋 悠

営業時間 :9:3015:00(営業時間相談可)
定休日  :不定休
電話番号 :011-613-8889
席数   :11
駐車場  :有(場外市場無料駐車場)
支払い方法:カード可、PayPay
宅配   :可(出前館、foodpanda)
テイクアウト:可
アクセス :地下鉄東西線二十四軒駅5番出口 徒歩8
住所   :札幌市中央区北11条西22丁目1-1 北町プラザ1F ⇒Googleマップ
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関東風と関西風で焼き方が選べる「うなぎ 山下」

札幌ではそれほど多くないうなぎ料理店ですが、実はすすきのの“ど真ん中”にあることをご存知でしょうか?

地下鉄南北線のすすきの駅、有名な“NIKKA 髭のおじさん”のビルに隣接するビル第2Gビルの7階に「うなぎ 山下」があります。

店内はカウンター7席に小上がりが3卓という造りです。

カウンターは、鰻の調理工程を眺めることのできる特等席です!

この店では鰻の焼き方を選べるのが魅力。

 鰻を蒸してから焼く“関東風”はふんわり柔らかい焼き上がりになります。

一方の“関西風”は蒸さずに地焼きするので、香ばしくパリッと焼けることが特徴です。札幌では関東風のうなぎ料理店が多いので、関西風が好きな方にとっては嬉しい店でしょう。

うなぎの焼き方の好みが異なるメンバーで訪問できるということも便利ですね!

肝串 税込385円」は、お酒にピッタリ!

すすきのという場所柄、お酒を楽しむお客さんも多く来店するこの店。

酒飲みに嬉しい「うなぎ串 税込385円」「肝串 税込385円」、定番の「う巻き 税込1,650円」「うざく 税込825円」などもしっかり用意されています。

手頃な「ミニ丼」

「うな重 梅 税込 2,860円」でたっぷりとうなぎを味わうのもいいですが、お酒を楽しんだ後に食べる「ミニ丼 税込 1,400円」もおすすめです。

営業は深夜2時半(L.O.1:30)まで。すすきのという街にある店ならではといえるでしょう。

うなぎ 山下

営業時間 : 18:0024:00(L.O.23:00)
定休日  :日・祝日
電話番号 :011-522-5285
席数   :18
駐車場  :無
支払い方法:カード可
宅配   :可
テイクアウト:可
アクセス :地下鉄南北線すすきの駅3番出口 徒歩1
住所   :札幌市中央区南4条西3丁目 第2グリーンビル7F ⇒Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ

まとめ

札幌でおすすめのうなぎ料理店をご紹介しました。

うなぎにこだわり、美味しいうなぎを食べさせてくれる店が、札幌にもあることがお分かりいただけたと思います。

札幌のグルメはラーメンや海鮮だけじゃありません!

知る人ぞ知るうなぎグルメを、ぜひ札幌で楽しんでみてくださいね!

ルッチ編集部

  • ISE 2022/2/11追加