札幌の代表的なグルメのひとつが「ラーメン」。中でも札幌といえば「味噌ラーメン」が“ご当地ラーメン”として全国的に知られています。

今回はその“元祖”に続く「老舗」店、元祖の味を「継承」する店、そして新たなアプローチを展開する「進化系」の店をセレクトしてご紹介しましょう。

札幌にはいろいろな味の味噌ラーメンがありますよ!

“純すみ系”を代表する「千寿」

札幌のラーメン屋には“純すみ系”と呼ばれる一大勢力があります。札幌ラーメンの老舗であり名店として知られる「純連」と「すみれ」(元は同一店)で修業の後に独立した店たちのことで、その代表的な一軒が「らあめん千寿」です。場所は大通公園の8丁目すぐ北側にあるビルの地下。

そのラーメンはまさに「純連・すみれ」の味を正統進化させたといえるものといえます。

一番人気の「味そ」

一番人気は「味そ」780円、以下全て税込)。丼にはチャーシューにメンマ・ネギ、1個分の味玉が乗り、麺は札幌定番の中太縮れ麺です。

スープをひと口含んでみれば、ラードの風味に味噌のコク、そしてしっかり“しょっぱ旨さ”を感じます。

“純すみ”系の店にはサッパリ系に向かう傾向が多くみられますが、この店の味噌ラーメンはガツン!という押しの強さを感じさせながら、全体的な味のバランスが取れています。

札幌らしい「プリプリ麺」

メニューは「味そ」のほかはシンプルに「塩」「正油」(各780円)「チャーシュー麺」のみ(各大盛り有り)。

サイドメニューは「ライス・小ライス」(170120円)のみ。ラーメン一本に注力していることが分かります。札幌の王道を行く、そんなラーメンが食べたいならここ「らあめん千寿」は絶対のおすすめ店になるでしょう!

らあめん千寿

営業時間 :11:0018:00L.O
定休日  :日曜日
電話番号 :011-281-1101
席数   :13
駐車場  :無
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金
空間・設備:カウンター席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒、アクリル板設置、減席
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :南北線大通駅 徒歩7分、西11丁目駅 徒歩5
住所   :札幌市中央区大通西8丁目 旭ビルB1F Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒/食べログ/HotPepper

“すみれ”の暖簾を掲げる「八乃木」

名店「すみれ」から独立した“純すみ系”の店は数あれど、「すみれより」という暖簾を掲げている店は全国にたった5軒、札幌には2しかありません。

その一軒が「八乃木(はちのき)」です。場所は西区の発寒、少し先には手稲の山々を望むような場所にありながら、連日多くのラーメンファンが集う人気店になっています。

定番の「みそラーメン」

定番の「みそラーメン」850円税込)はチャーシューにメンマ、山盛りのモヤシの上にはネギとおろし生姜が乗っています。

純すみ系に共通するラードもその量は控えめ、おろし生姜効果も相まってサッパリした味の傾向です。麺は札幌らしい黄色い中太の縮れ麺、しっかりコシもあるので、シャキシャキのモヤシと相まってその食感も楽しめます。

黄色い「中太縮れ麺」

チャーシューの切れ端が入っているのも“純すみ”らしさです。途中からのおろし生姜による“味変”を楽しみつつスープを飲み干すと丼の底には「感謝」の文字

これも「すみれ」の伝統で、お客様への感謝とともに修業先への敬意を忘れていないことを感じさせます。

人気テレビ番組でこの地域のナンバーワンに選ばれたり、全国版のラーメン雑誌で第1位にランクされたりとその評価はうなぎのぼりの「八乃木」、そのラーメンは一度味わう価値ありです!

八乃木

営業時間 :11:0015:0017:0019:30(水曜日は昼のみ)
定休日  :木曜日
電話番号 :011-590-1992
席数   :17
駐車場  :有り(店前4台、指定駐車場も有り)
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金
空間・設備:カウンター席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒、アクリル板設置、時短営業
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :JR発寒駅 徒歩8
住所   :札幌市西区発寒7条14丁目1-33 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒/食べログ/

「らーめん庵」で“純すみ系”が進化中!

札幌中心部の大通から少し西に向かい、地下鉄なら西18丁目駅から67分歩いた場所に「らーめん庵(いおり)」はあります。

札幌に勢力を拡大する“純すみ系”の中でも注目度の高い一軒です。店内はカウンターが7席に4名テーブルが2卓。その他に待ち席があり、この店の人気を窺わせます。

自慢の「味噌ラーメン」

自慢の「味噌ラーメン」830円、以下全て税込)は一見してそれとわかる“純すみ進化系”で、その角切り+1枚ものチャーシューにはおろし生姜が乗るスタイルは今や札幌の定番スタイルとなりつつあります。

今や定番「おろし生姜」

スープの表面を覆う保温効果のあるラードに、香ばしく炒めた野菜は伝統の札幌味噌ラーメンのもの。

一方、特徴的な“札幌麺”は老舗の製麺会社から仕入れる店が多い中、この店では数年前に自家製麺に替えているように、チャレンジングな進化を続けているラーメンなのです。

メニューは基本3味(味噌・正油・塩)のほか、「辛味噌」「昔風正油・塩ラーメン」(各830円)などのバリエーションがあります。

「昔風」ではあっさりスープにストレート麺を合わせ、味噌ラーメンとはまた違った魅力を追求しています。

らーめん庵

営業時間 : 11:0015:0017:0020:00
定休日  :月曜日
電話番号 :011-512-5160
席数   :15
駐車場  :有り(5台)
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金・PayPay
空間・設備:カウンター席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩6
住所   :札幌市中央区南4条西16丁目2-20 Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒/食べログ/HotPepper

「月見軒」は札幌ラーメンの“老舗”店

ラーメン王国ともいわれる札幌には(味の三平や純連など)その名を知られる老舗店もありますが、「月見軒(つきみけん)」も昭和33年(1958年)創業という札幌でも指折りの歴史を誇る店です。

その創業を「初代」とし、現在は「三代目」を謳っています。本店は地下鉄北34条駅近くと中心部からは少し離れていますが、「札幌駅北口店」はその名のとおりJR札幌駅の北口から歩いて56分という便利な場所にあります。

店内も広く40席以上がありカウンターにテーブル、小上がりの席もあって一人でもグループでも入店しやすい造りです。

「みそラーメン」は老舗の味

そしてそのラーメン、人気の「みそラーメン」900円、以下全て税込)は赤・白のブレンドした味噌に野菜や果物・調味料など30種類を加えた秘伝のもの。

麺はスープとの絡みが良い典型的な札幌麺(中太で縮れ)で、チャーシューもテイクアウト(半分1,800円~)が人気になるほどの高評価を受けています。

典型的な「札幌麺」

そして外せないのが「チャーハン」800円)。“札幌ナンバーワン!”に推すファンも多い一品で、見事なパラパラ感に味も濃過ぎず薄過ぎずというベストバランスです。

ただし、「半チャーハン」は無いのでご注意を!(2人程度でのシェアをおすすめします)

三代目 月見軒 札幌駅北口店

営業時間 :11:0022:00L.O 21:30
定休日  :月曜日(祝日営業翌火休)
電話番号 :011-727-0607
席数   :42
駐車場  :店舗裏コインパーキング提携(割引き有)
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金
空間・設備:席が広い、カウンター・小上がり席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒、時短営業
宅配   :可
テイクアウト :可
イートイン:可
アクセス :JR札幌駅 徒歩5
住所   :札幌市北区北6条西7丁目5-3 北海道自治労会館1F Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/HotPepper

“札幌”ラーメンにこだわる「直伝屋」

札幌では「ラーメン」がご当地グルメとされるほど、伝統的な料理となっています。その“伝統”と味を直接伝えるべくオープンした店「札幌ラーメン 直伝屋(じきでんや)」です。

元々はすすきのに開店しましたが、現在は地下鉄円山公園駅直結の商業施設「マルヤマクラス」の3階レストランフロアに入っています。

プロデュースしたのはラーメンコンシェルジュとして有名な大石敬さん。そのコンセプトは店造りにもラーメン作りにも表れています。店内に入ると調理場が見えるようになっており、中では大きな炎が立ち上る様子が眺められます。

この「炎」こそが札幌ラーメンの“伝統的”な技法であり、中華鍋で野菜を煽って香ばしさを加える際に見られるものです。

人気の「札幌RED味噌」

そんな演出とともに食材にもこだわり、味噌は複数をブレンドすることでコクと口当たりの良さを両立させ「札幌味噌ラーメン」(850円、以下全て税込)やピり辛の「札幌RED味噌」を作りました。

麺も札幌の定番である黄色い中太縮れ麺を特注して使っています。

特注の「札幌定番麺」

この(スープと麺の)組み合わせこそは札幌ラーメンの“伝統”といえるもの。“札幌らしい”ラーメンを食べたいなら、「直伝屋」に行ってみてください!

ここには札幌ラーメンの“伝統と味”があります

札幌ラーメン 直伝屋

営業時間 :11:0016:0017:0021:00L.O 20:30
定休日  :無休
電話番号 :011-211-1792
席数   :24
駐車場  :マルヤマクラス駐車場(1000円以上買い物で90分無料)
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金
空間・設備:落ち着いた空間、カウンター席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒、時短営業
宅配   :不可
テイクアウト :可
イートイン:可
アクセス :地下鉄東西線円山公園駅 6番出口直結
住所   :札幌市中央区南1条西27丁目1 マルヤマクラス3F Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/

「ふじ屋NOODLE」こそ“進化系”!

札幌の人気観光スポットでありグルメスポットでもある「ラーメン横丁」。“元祖”と“新”があることはご存知かもしれませんが、すすきの駅すぐ近くの大きな通りに面している方が「さっぽろ名所 新ラーメン横丁」です。

現在5店舗と“元祖”と比べても少々さびしい風情ですが、どの店もキラリと光るラーメンを食べさせてくれます。

中でも「ふじ屋NOODLE」は札幌の伝統的なラーメン作りとは一線を画す新しいラーメンの提案をしている店です。

その特徴は、店前に「魚介薫るクリーミー豚白湯」とあるように珍しいタイプの味噌ラーメンであること。

店もおすすめの「味噌」

「味噌」(850円税込)のスープをひと口味わってみれば、それまでに食べていた味噌ラーメンとは全く違うことに驚くはずです。白湯の滑らかな口当たりに豚骨のコク、さらに魚介の風味が味噌と一体化します。

麺は札幌の定番系(黄色のちぢれ麺)とは見た目も食感も異なる“モッチリウェーブ”調で、まさに「このスープにこの麺あり!」と感じさせるマッチングです。

モッチリ・ウェーブ系の特製麺

チャーシューは一般的な「煮豚」ではなく専用の釜で吊るし焼きをした本物の「焼豚」、メンマも太めでしっかり味のついた独特のもの。

トッピングされた揚げた玉ねぎ肉味噌玉はスープの味に変化を加え、カウンターに置かれた「ゆず酢」「サカナコショー」で更なる味のカスタマイズも自由自在!これこそは札幌の“進化系”を象徴するラーメンです。

ふじ屋NOODLE

営業時間 :18:00〜翌3:00L.O 2:30
定休日  :日曜日(+不定休あり)
電話番号 :011-552-0248
席数   :8
駐車場  :無
喫煙   :全席禁煙
支払い方法:現金(券売機)
空間・設備:カウンター席あり
カテゴリー:ラーメン屋
感染予防 :マスク着用、手指消毒、換気、多数の人が触れる箇所の消毒、備品/卓上設置物の消毒、アクリル板設置、営業時間変更
宅配   :不可
テイクアウト :不可
イートイン:可
アクセス :地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1
住所   :札幌市中央区南4条西3丁目 第3グリーンビル1F 新ラーメン横丁 ⇒Googleマップ
予約&クーポンを確認⇒公式サイト/食べログ/

まとめ

札幌で、今おすすめ!のラーメン店を厳選してご紹介しました。

定番の老舗店は別記事でも紹介しているので、今回はその他の老舗、その伝統を引き継ぎ更に発展させている店、さらに全く新しい手法によるラーメンを提供している店などを選んでみました。

どの店に行っても札幌名物「味噌ラーメン」の魅力を発見できるはずです。多彩な広がりを見せつつある“今の”札幌ラーメンを味わってみてくださいね!