札幌のご当地グルメといえば“ラーメン”とされるほど、全国でも有数の“ラーメンどころ”となっています。
今回は、そんなラーメンどころ札幌で厳選したラーメン屋10店舗を紹介します!
ナビゲーターはラーメン大好きこうすけと!
かいせいです!
目次
札幌ラーメンとは
札幌でラーメンが代表的なグルメのひとつになったのは、やはり北海道という寒冷地に適した“熱々”の食べ物だからでしょう。
特に「味噌ラーメン」は即席麵の宣伝効果もあり、札幌=味噌ラーメンというイメージになりました。近年ではさらなる進化をみせ、“新世代”とされるラーメンも登場しています。
札幌ラーメンは、ますます発展していますよ!
味噌ラーメン“発祥”の店「味の三平」
味噌ラーメンを発明した“元祖”とされる店が「味の三平」。店を構えて70年を超える歴史を持つ老舗中の老舗です。
味噌ラーメンはこの店で生まれたんですよ!
挽肉と野菜を炒めたものと味噌味のスープ、そして黄色い中太ちぢれ麵。この“札幌味噌ラーメン黄金の組み合わせ”の原点は今なお引き継がれています。
ひと口めは少し薄味に感じるかもしれませんが、麺をひっくり返すようにスープと混ぜて食べてみれば、しっかりコクのある味噌の風味を味わえますよ!
味噌ラーメンを“発展”させた「純連」
札幌の味噌ラーメンを発展させ、全国にその名を知らしめた店が「純連」(じゅんれん、開店時は“すみれ”と読ませました)です。
昭和39年(1964年)の創業以来、創業者とその家族が店を発展させて今日に至ります。
「純連」も札幌味噌ラーメンの有名老舗店です。
現在は「純連(じゅんれん)」と「すみれ」に分かれていますが、ラーメンにかける理念と情熱は共通のものがあります。
「純連」は濃厚で旨みたっぷりの味噌味が特徴。スープの表面を覆うラードが保温効果とコクを出す役目を担っているので、寒い札幌の冬には最適のグルメです!
もう一軒の“スミレ”「すみれ」
札幌には「純連」の他にもうひとつの「すみれ」があります。こちらは純連の弟さんが経営する店で、かつては「新横浜ラーメン博物館」に出店し、これが全国進出のきっかけとなりました。
「すみれ」が札幌味噌ラーメンを全国区にしたんですよ!
今回はアクセスしやすい「札幌すすきの店」を紹介します!
「すみれ」の味噌ラーメンも純連同様にコクのある味噌スープにラード、そしてプリプリのちぢれ麺という組み合わせ。
これぞまさに“The 札幌!”といえる伝統の味です。この店からは多くの弟子が巣立って人気店となっており、その“純すみ系”と呼ばれる一大勢力を形成しています。
札幌ラーメンの“元祖”「だるま軒」
札幌といえば味噌ラーメンがご当地ラーメンとなっていますが、札幌にラーメン店ができ始めた頃は醤油ラーメンが普通でした。
札幌ラーメンの“元祖”は醤油ラーメンなんですよ!
その“元祖”ともいえるラーメンを今なお作り続けている店が「だるま軒」です。
だるま軒の「醤油ラーメン(税込700円)」は懐かしさを感じる支那そば風のもの。澄んだスープに柔らかく縮れた麺、具材はチャーシューなどシンプルなものです。
ラーメン好きなら、ぜひ「だるま軒」で札幌ラーメンの“歴史”を味わってみてくださいね!
“第二世代”を代表する「けやき」
札幌のラーメンも2000年代に入ってくると“第二世代”ともいうべき新たな勢力が台頭しますが、その代表ともいえる店が「けやき」です。
札幌ラーメン“第二世代”代表の一軒が「けやき」です。
開店は西暦2000年を目前に控えた1999年の11月。創業以来のこだわりが「五感に訴える一品料理としてのラーメン」ということ。
すべての素材にこだわり、その味を追求する姿勢を表しているのです。
「味噌ラーメン(税込900円)」は時間をかけて濁りのないスープを取っています。
そして最も特徴的なのは「野菜」をたっぷり使いその甘みを三種類の味噌とともにスープに加えていることです。ぜひ「けやき」で野菜たっぷりのコク旨味噌ラーメンを味わってみてください!
“純すみ系”の旗頭「彩未」
現在の札幌で“ナンバーワン”の人気店といえば「彩未(さいみ)」がその有力候補であることは疑いの余地がありません。
ご主人は札幌の名店「すみれ」の出身、いわゆる“純すみ系”の一軒でその旗頭ともいえます。
「味噌ラーメン(税込800円)」は、「すみれ」系の中でもマイルドな食べやすい味噌スープです。さらにチャーシューに乗せたおろし生姜が新たな味噌ラーメンの味を演出しています。
札幌で味噌ラーメンと言ったならここ「彩未」は絶対に外せませんよ!
“新世代”を代表する「MEN-EIJI」
札幌のラーメンも近年では“第二世代”を経て、“新世代”ともいえる店が増えつつあります。
「MEN-EIJI(メンエイジ)」は間違いなくその一軒でしょう。この店では今までのラーメン屋では考えられないほど素材や調理法にこだわりをみせています。
一般的にラーメン屋では「麺」を専門の業者に発注しています。しかしこの店では麺にこだわるがゆえ、自社に製麺工場を作ってしまったのです!
そのこだわりで作る「魚介豚骨醤油(税込900円)」は店の一番人気です。
スープとジュレが抜群に合います♪
「MEN-EIJI」は札幌市内で数軒店舗展開していますが、総本山は平岸にあります(HIRAGISHI BASE)。ぜひ平岸まで足を延ばしてみてくださいね!
“究極”を追求「Japanese Ramen Noodle Lab Q」
新世代ということでは「Japanese Ramen Noodle Lab Q」も間違いなくその名を連ねる一軒でしょう。
ラーメン屋らしからぬ「研究所」をしかも英語で冠したその店名にもこだわりを感じます。
この店の看板メニューである「醤油らぁ麺(税込1,100円)」は鶏出汁の効く澄んだ醤油スープに小麦が香るストレートの麺(自家製麵です!)。
チャーシューはルスツもち豚バラとロース2種類を使ったもの。このラーメン、一度は味わってみる価値のある逸品です!
味だけでなく、お店の内観もオシャレで気に入りました!
すすきのに“名店”が進出「麺屋 菜々兵衛」
「麺屋 菜々兵衛」はミシュランガイドで2回連続ビブグルマンを獲得しています。札幌ではこの店の他にはたった一軒しかない、まさに“名店”といえるラーメン屋なのです。
しかし店のある場所(白石区川下)は最寄り駅から徒歩だと15分ほどかかってしまうため、“ふらり”とは訪問できませんでした。
そんな名店が、2020年8月に札幌の繁華街すすきのに出店しました。気軽に名店「菜々兵衛」のラーメンを味わえるようになったのです!
人気の「鶏白湯 塩」(850円)はじっくり煮込んだ鶏の旨みが出た塩味スープに、合わせる麺は自信の自家製麵。深夜まで営業しているので、“締めラー”にもOKです!
すすきので飲んだら、必ず最後に寄りたい!
すすきので“締めラー”なら「麺屋 雪風」
すすきので飲んだ後に食べるラーメン、いわゆる“締めラー”の代表的な店が「麺屋 雪風」です。場所はすすきののど真ん中、店の前には行列が出来ているのですぐにわかるでしょう。
人気は「濃厚味噌ラーメン」(850円)。一般的な白味噌に赤味噌を多めに加えていることが特徴といえるコクの深い味が魅力です。
麺は伝統の(元祖「味の三平」と同じ)西山製麺製のプリプリちぢれ麺で、味噌味のスープとよく絡みます。
典型的な札幌味噌ラーメンで“締めラー”はいかが?
豚と鶏2種類が入る柔らかチャーシューも魅力ながら、「具なしラーメン」(600円)は最強の“締めラー”として、お酒を飲んだ後には絶好の一品ですよ!
まとめ
“ラーメンの街”札幌のラーメン屋10店舗を厳選、老舗から新世代まで「まずはここ」という店を紹介しました。まずは一軒、その味を体験してみてください。
きっと札幌ラーメンの魅力に取りつかれてしまいますよ!
今回は札幌を代表する人気店を中心に選んでいますが、札幌には紹介したい店がまだまだあります。今後も札幌のラーメン情報にご期待ください!