札幌のご当地グルメとして全国的に知られる「スープカレー」。
スープカレーに厳密な定義は無く、店によっての特徴は様々。その違いを食べ比べるのもスープカレーの楽しみでしょう。
札幌にはスープカレーの店が200軒以上もあります。どこに行こうか悩んじゃいますよね?
今回は地元グルメライターのakioが、札幌の数ある中からおすすめの店を厳選しました。
それぞれの店の名物メニューもご紹介していますので、ぜひ店選びの参考にしてください!
目次
人気店の新店「円山ピカンティ」
札幌に数あるスープカレーの中でも屈指の人気を誇る店が「ピカンティ」。
北海道大学近くの北13条に本店を構え、札幌市内にも「札幌駅前店」と「札幌琴似店」を展開していましたが、2021年6月に新しく加わった店が「円山ピカンティ」です。
ソフトクリームやワッフル売り場も併設されてるよ!
地下鉄東西線の円山公園駅から円山公園に向かう途中にあるという、とても利用しやすいロケーション。
店内はゆったりした席の配置で、各テーブルやカウンターにはメニュー&注文用のタッチパネルが設置されています。
まずはスープを選びます。定番の「38億年の風」とあっさり系の「曼荼羅」(本店では「開闢」)、そして「アーユルヴェーダ薬膳」の3種類があります。
次にスープカレーを選びますが、定番の「チキンレッグ(税込1,210円)」とパリッと揚げた「サクッとPICAチキン(税込1,320円)」が人気です。
トッピングも各種豊富にあるので、好みで追加しましょう。
タッチパネルでの注文なので悩んでも大丈夫。ゆっくり考えましょう!
シンプルな「ベーシックチキン(税込1,078円)」にトッピングで自分好みのカレーも作れるよ!
3種類あるスープはどれもしっかりダシが効いているのが特徴なので、その分少し辛さを増やしてみるのもおすすめです。
チキンや野菜類と一緒に食べるとちょうど良い味わいになりますよ!
営業時間 :平日11:00〜21:00(L.O 20:30)
定休日 :火曜日(祝日営業翌日休)
電話番号 :011-624-6359
席数 :席
駐車場 :無
支払い方法:カード可、電子マネー可
宅配 :可(UberEats)
テイクアウト :可
アクセス :地下鉄東西線円山公園駅3番出口 徒歩3分
住所 :札幌市中央区大通西28丁目1-2 ⇒Googleマップ
知名度抜群の「らっきょ」
名店揃いの札幌スープカレーにおいて、知名度ではトップクラスの店が「らっきょ」です。
大手食品メーカーの市販スープカレーの監修を務め、店主自らそのCMに登場しているほど。
CMで有名な「らっきょ」だよ!
「らっきょ」のスープカレーは10時間かけてじっくり旨味を引き出しています。
さらに25種類ともいわれるスパイスをブレンドして、コクと香りを併せ持った味わいに仕上げています。
そして具材のメインには「知床鶏」を使います。しっかりとした食感ながら柔らかさとジューシーさもある、スープカレーには理想的な鶏肉です。
ライスには「海苔」がのっています!
“札幌らしいスープカレー”というならば、ここ「らっきょ」はその代表的な一軒であることは間違いありません。
営業時間 :11:00〜20:30(L.O)
定休日 :第3水曜日
電話番号 :011-642-6903
席数 :22席
駐車場 :有(契約駐車場2,000円以上1時間無料)
喫煙 :全席禁煙
支払い方法:現金
デリバリー:可(出前館)
テイクアウト :可
アクセス :JR琴似駅 徒歩3分
住所 :札幌市西区琴似1条1丁目7-7 カピテーヌ琴似1F ⇒Googleマップ
こだわりの頂点!「CURRY YA!CONG(カリーヤ!コング)」
「こだわりは間違いなく札幌でトップクラス!」といえる店が「CURRY YA!CONG(カリーヤ!コング)」です。
高級食材である「知床鶏」を厳選した野菜類と長時間じっくり煮込み、味の調整は「シチリア産海塩」のみという徹底ぶり。
そうして作られるカレースープは澄み切った“黄金色”ともいえる仕上がりです。メニューもシンプルで「チキン野菜」(税込1,900円)をはじめわずかに5種類。
店前にある看板には「待てない方はご遠慮下さいませ」とあり、提供に時間がかかることが表記されています。
多少の待ち時間も納得の味です!
ポーク系カレーはライスに豚塩焼きも!
お値段も他店に比べて少し高めですが、これもまたその味から十分納得できるはずです。
おすすめにはメニューに「得」と書かれた「チキン、ポーク野菜(税込2,500円)」です。
営業時間 :11:30〜15:00(売り切れ終了)
定休日 :水曜日(不定休)
電話番号 :011-211-0019
席数 :9席
駐車場 :有(店前2台)
喫煙 :全席禁煙
支払い方法:現金
宅配 :不可(通販有り)
テイクアウト :不可
アクセス :地下鉄南北線幌平橋駅 2番出口 徒歩3分
住所 :札幌市中央区南16条西6丁目2-10 IR山鼻1F ⇒Googleマップ
老舗中の老舗「こうひいはうす」
札幌でスープカレーの歴史を語るとき、外すことのできない一軒が「こうひいはうす」です。
札幌屈指の老舗スープカレー店です。
その看板には「昭和52年創業」とも。西暦では1977年、44年の歴史を誇る店なのです。つまり、札幌で「スープカレー」が一般化するはるか前からスープカレーを提供していたことになります。
澄んだスープが美味しい♪
自慢のスープは鶏ガラと野菜を18時間も煮込み、昆布や鰹節などで「和」の旨味を加えたもので、見た目もきれいに澄んでいます。
メニューに“当店おすすめメニュー”とあるのは「チキンカレー(税込800円)」。
スプーンで簡単にほぐれるほど柔らかく煮込まれたチキンと旨みの出たスープ。この組み合わせは“スープカレーの原形”を感じさせてくれるものです。
トッピングもいろいろあるので、メニューは要チェックです。スープカレー店には珍しく「カツ」系や「寄せ豆腐」などもあります。
店名どおりコーヒーもおすすめ!
そして店名からもわかるように「自家焙煎のコーヒー」も売りなので、ぜひ「セット」(+300円でサラダ・ドリンク付き)にしてそのコーヒーを味わってみてくださいね。
営業時間 :11:30〜21:00(L.O20:30)
水曜日11:30~15:00(L.O 14:30)
定休日 :不定休
電話番号 :011-561-9155
席数 :20席
駐車場 :有り(店前2台、指定駐車場有り)
喫煙 :全席禁煙
支払い方法:現金
宅配 :不可
テイクアウト :可
アクセス :札幌市電「ロープウェイ停留所」 徒歩2分
住所 :札幌市中央区南20条西15丁目3 伏見コーポ1F ⇒Googleマップ
“納豆カレー”の元祖「村上カレー プルプル」
「村上カレー店 プルプル」は地下鉄東西線西11丁目駅から徒歩5分ほどの場所にあり、レゲエ好きなら知っている“ラスターカラー”の3色看板という店構えが印象的です。
店内にもレゲエ音楽が流れていますよ。
この店は今では多くの店で提供される“納豆スープカレーの元祖”とされています。
名物はもちろん「ナット・挽き肉ベジタブル」です。具材にはたっぷりのひきわり納豆・鶏挽肉にオクラとなめ茸も加わり「ネバネバ感」を増強しています。
納豆はスパイスによって臭いは全く感じず、挽肉との食感のマッチングが最高です。
トッピングには「サンボール」(鰹節・生姜・ニンニク・玉ねぎの和え物)や「玉ねぎのアチャール」などがあって、ライスにもよく合うのでぜひお試しください!
元々はスタッフの賄いだったというこのカレー、冗談のつもりでメニューに載せたら大人気で、あれよあれよと他の店にまで広がっていったとのことです。
確かにスープカレーの概念を一変させる傑作メニューであり、未食の方は是非一度体験してみることを強くおすすめします!
営業時間 :11:00〜14:00、17:00〜20:00
定休日 :日曜日
電話番号 :011-272-1190
席数 :27席
駐車場 :無
喫煙 :喫煙可
支払い方法:現金
宅配 :不可(通販有り)
テイクアウト :可
アクセス :地下鉄東西線西11丁目 徒歩5分
住所 :札幌市中央区南2条西9丁目 ⇒Googleマップ
サラッと深い味「曉(AKATSUKI CURRY)」
「曉(AKATSUKI CURRY)」は地下鉄東西線の西11丁目駅近く、札幌市電が走る「電車通り」に店を構えます。
建物の2階にある店はウッディな雰囲気で、カウンター4席とテーブル4卓はいつも埋まっているほどの人気です。
テレビでも紹介されています!
基本メニューの「チキンレッグ(税込950円)」はスプーンで簡単にほぐせるチキンレッグにジャガイモ・ニンジン・ナス・ピーマン・ゆで玉子が入る“定番の作り”ですが、サラリとしたあっさり系のスープの奥にしっかり旨みがあります。
このカレーをベースに「チキンときのこ」(税込950円)「チキンとあさり」(税込1,150円)などのバリエーションメニューが用意されています。
ベースのカレーがしっかり作られているので、バリエーションメニューもおすすめ。
さらに「和風キーマ」(税込1,000円)も人気で、これに「納豆」をトッピング(+100円)した“納豆キーマ”カレーは名物のひとつになっています。
なお、売り切れで営業終了になることもあるので、訪問前にはTwitterなどでの確認をおすすめします。
営業時間 :平日11:30〜15:00、17:30〜21:00
土曜日11:30~21:00
定休日 :日曜日(祝日不定休)
電話番号 :011-211-0744
席数 :16席
駐車場 :無
喫煙 :ランチタイム禁煙
支払い方法:現金
宅配 :不可
テイクアウト :可
アクセス :地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩5分
住所 :札幌市中央区南1条西12丁目322-24 2F ⇒Googleマップ
円山裏参道の人気店「スープカレー MATALE」
札幌のオシャレ&グルメスポットである円山の裏参道。そこに人気のスープカレー店「スープカレー MATALE(マタレー)」があります。
カフェ風のオシャレな外観です。
メニューを見ると「スリランカMATALE地区産のオーガニックスパイスを現地まで足を運び、その場で選別して札幌へ直送している」と書かれています。かなり本格派の店なのが分かりますね!
カレースープは鶏ガラ・とんこつ・香味野菜をじっくり煮込んで和風のエッセンスを加え、本場直送のスパイスで仕上げています。
そして幅広い好みに合わせるべく開店以来の定番「クラシックスープ」、コク重視の「オリジナルスープ」、そして濃厚クリーミーな「ココナッツスープ」という3種類のスープを用意しています。
「チキン」はパリパリ(揚げ)か煮込みかを選べます。
具材は基本の「チキン」(パリパリ or 煮込み、1,090円税込)に加えて、「ハンバーグ」「牛ロースステーキ」「炙り角煮」「ラムの香草焼き」など独特なものがそろいます。
その上でトッピングも豊富にそろっているので、楽しくメニューを選べます。この店の売りは何といっても贅沢なメイン具材も選べること!
定番のチキンはもちろん、ハンバーグステーキ、そして角煮にラムなどのスープカレーが味わえます!
営業時間 :11:30〜16:00(L.O 15:30)17:00〜22:00(L.O 21:30)
定休日 :不定休
電話番号 :011-641-8844
席数 :36席
駐車場 :無(提携コインパーキングあり)
喫煙 :全席禁煙
支払い方法:カード可、電子マネー可
宅配 :可(出前館、食べタク)
テイクアウト :可
アクセス :地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
住所 :札幌市中央区南1条西23丁目1-8 ⇒Googleマップ
まとめ
今回は札幌の数あるスープカレー店の中から、特におすすめしたい店とその人気メニューをご紹介しました。
まずはこれらの店にいってみてはいかがでしょうか?
何軒か食べ比べてみれば、自分のカレーの好みが発見できるはず。きっとスープカレーの食べ歩きが楽しくなりますよ!