【2022年】ラーメン王国札幌でタンメンを食べるならココ！

札幌は言わずと知れたラーメン王国です。人気の味噌ラーメンはもちろん、醤油や塩ラーメンもほとんどの店で食べられます。

しかし札幌であえて「タンメン」で勝負する店やおすすめできるタンメンを提供している店もあるのです！

今回は、そんなタンメンのおすすめ店をご紹介しましょう！

名店のタンメン「札幌タンメン MEN-EIJI」

札幌のラーメン界を牽引するといっても過言でない、今や札幌を代表するラーメン店が「MEN―EIJI（メンエイジ）」。

そのMEN-EIJIが「タンメン」に取り組んだ注目の「札幌タンメン MEN-EIJI 鶏白湯」は、さっぽろテレビ塔の地下に店を構えました。

MEN-EIJIが手掛けるタンメンはやはり“EIJIらしさ”を盛り込んだもので、その名も「札幌タンメン」（税込880円）。

EIJIといえば何といっても「麺」。自家製麺にこだわり、メニューごとに麺を使い分けています。

「札幌タンメン」には北海道産の硬質小麦であるルルロッソを使い、小麦の香りとモッチリした食感を味わえる麺に！

さらにタンメンによく見られる“平打ち”ではなく、札幌らしい“ちぢれ麺”になっていることも特徴といえるでしょう。

スープは道産鶏100%で旨みとコクのバランスが取れた鶏白湯です。

店の説明には「タレにはミネラル分の多い2種の塩をブレンド、昆布・醤油・塩で旨味のバランスを整えたもの」とあり、そのこだわりが分かります。

そしてタンメンといえばたっぷりの野菜！
おろし生姜もよいアクセントになります。

この“麺・スープ・野菜”、この組み合わせこそが、MEN-EIIJIの「札幌タンメン」の魅力です！

ちゃんぽんのようなタンメン！「麺や 葉月」

札幌で数少ない“タンメン専門店”。その一軒が「麺や 葉月（はづき）」です。

ご主人は東京のタンメンの名店で修業し、札幌琴似に「麺や 葉月」を開店しました。

この店の特徴は、店舗横の看板幕に「タンメンのようでちゃんぽんのような野菜たっぷりの濃厚ラーメン」とあるコメントに集約されます。

名物は「タンちゃん麺」（税込730円）、つまり、“タンメン”＋“ちゃんぽん”＝「タンちゃん」なのです！

目の前に現れた「タンちゃん麺」は野菜が山盛り！

モヤシにキャベツ、タマネギ、ニンジン、白菜、キクラゲ、そして“頂上”のコーンには北海道らしさを感じます。
さらに目を引くのが団子状に丸められた「刻み生姜」。

ここまでは“タンメン風”といえるでしょう。

麺は太目の丸麺で、「ちゃんぽん」タイプ。モッチリ感が魅力です。

スープも一般的なタンメンの塩味とは異なるやや白湯っぽい「ちゃんぽん」風のもの。まさにハイブリッドな一杯です。

この店、標準でも野菜が山盛りですが、「大盛り」（100円）もあります。
麺と野菜それぞれ別に注文できるので、ガッツリ食べたいならばぜひチャレンジを！

狸小路で本格タンメン「大豚白」

札幌でタンメンを食べるなら、狸小路のグルメスペースHUGイートにある「大豚白（だいとんぱく）」は外せません。

この店、看板にある「麻婆タンメン」が人気ですが、それはベースとなる「タンメン」がしっかり作られているからです。

そのタンメン「大豚白麺」（税込850円）は塩味がベースの豚骨スープ。

中太のちぢれ麺がよく絡み、たっぷりの野菜とも相性抜群です。
豚バラがたっぷり入るのもこの店のタンメンの特徴で、食べ応えがあります！

ライス（小税込160円～）もタンメンによく合うので注文をおすすめします。

プリプリの麺、コクのあるスープ、たっぷりの野菜に大ぶりな豚肉が「大豚白」タンメンの魅力です。

もちろん、人気の「大豚白麻婆麺（マーボータンメン）」（税込950円）や「焼き餃子」（6個税込540円）もあるので、「タンギョー」（東京の名店で定番のタンメン＋餃子の組み合わせ）も楽しめます！

狸小路近辺に行ったなら、ここ「HUGイートの大豚白」を思い出してくださいね！

「大衆中華 珍萬」でユニークタンメン

さて次は、ちょっと珍しいタンメンをご紹介しましょう。

店は北海道大学近くにある「大衆中華 珍萬（ちんまん）」です。
60年以上の歴史を持ち、食堂風のまさに“町中華”という趣で、メニューも麺類・丼・ご飯もの・定食などがそろいます。

今回おすすめしたいのが「スワンダータンメン」（税込780円）。

一言でいうなら、“珍萬風酸辣湯麵”。スープをひと口啜ってみれば、酸味を強く感じますが、その後に独特な辛みが追ってきます。

中細の縮れ麺にスープがよく絡み、豚肉とたっぷりの野菜に深い味を加えます。

おすすめは途中に「おろしニンニク」（卓上に置かれています）を追加すること。
酸味・辛み・肉野菜の甘味・旨みにコクが加わりますよ！

食欲のないときでも、その酸味と辛みで野菜をたくさん取れる、そんな一品です。

大学に近いこともあってか学生客も多いのですが、サラリーマンや女性客の姿も見られます。

「塩・正油ラーメン」は各税込640円、定食類も税込720円～770円と財布に優しいところはさすが町中華！広い客層に人気の理由でしょう。

「中華料理 千日前」で“あんかけ”タンメン

南1条電車通りを西に向かった西16丁目、大きな病院が並ぶエリアでその関係者にも人気の中華料理店が「千日前（せんにちまえ）」です。

店内にはテレビがあり漫画本もそろい、小上がり席もあるというまさに“町中華”の条件をそろえています。

この店の看板は「あんかけ」料理。麺・ご飯ともにあんかけのメニューが並びます。

今回のおすすめは、その中でも名物ともされる「シャレンタンメン」（税込750円）。メニューには（エビ・野菜あんかけ）と付記されています。

塩味ベースのスープに中太のちぢれ麺、白菜・キャベツ・ニンジン・玉ねぎ・キクラゲという野菜の組み合わせはまさに「タンメン」。
そこにエビが5～6個に「あん」がたっぷりかけられます。

その他にも「ラーメン」（みそ・塩・醤油）は税込640円と庶民価格、「ギョウザ」（6個税込480円）もあります。

町中華のような雰囲気で気軽に食事を楽しめる。そんなところが、多くの「千日前」ファンを持つ理由なのでしょう。

まとめ

札幌で食べる「タンメン」。そのおすすめ店をご紹介しました。

誰もが認めるラーメン王国の札幌にあってタンメン一本で勝負する店や、特徴のあるタンメンが人気の店など、どの店でも価値あるタンメンが食べられます。

おいしく味わいながら野菜もたっぷり取れるタンメン、ぜひ存分に味わってくださいね！

ISE 2022/2/11追加